交通事故でもムチウチにならないために

交通事故でむちうち症になる場合は多く、しかもこれは後になってから症状が出やすいという特徴を持つ厄介な病気です。さらに、この病気はそのままにしておくと、その後何年も体調不良が続く可能性があるので、事故の際に症状が出なくても、病院を受診しておくことが必要であると考えられます。このように一旦ムチウチになってしまった場合は、痛みがなくてもその後に注意しなくてはならないことが出てきます。さらに人身事故の場合は相手方との交渉があるので、弁護士に依頼する必要が出てくる可能性があります。そのため、大切なのは、これにならないための対策を考えておくことです。ここでは、そのような対策について紹介すると同時に、むちうち症の特徴について書いていくつもりです。

事故の際にむちうち症にならないための対策

ムチウチは、首に不自然な力が加わって首が鞭のように過度にしなうことで起こります。そして、これの予防としてはまず、首にかかる衝撃を和らげるということがあります。交通事故で衝撃から頸部を守るために車内に設置されているのが、ヘッドレストです。これは座席の背もたれの上部に設けられた枕状の部分で、これがあると外が見えにくいなどの理由で外したがる人達もいるようですが、安全面を考えると非常に重要なものなので、外さないことが大切です。また、シートベルトとは頸部は勿論、体全体の安全を守る働きをするため、ねじれたりしないできちんとした状態で締めるように普段から心掛ける必要があります。さらに、事前に追突が分かれば身構えることでムチウチを回避できる可能性もあるので、他車の状態を確認しながら走行することも大切です。

むちうち症の特徴にはこんなものがあります

ムチウチとは診断名ではなく、診断書には「頸椎捻挫」などの病名が書かれることになりますが、その特徴としては事故から数時間、数日間が経ってから症状が出やすいということがあります。さらに症状に関しても、さまざまなものがあるので、少しでも気になる場合は病院に行った方が良いでしょう。交通事故でなりやすいむちうち症には、全体の70~80%を占めるという頸椎捻挫型の他、頸椎の並びに歪みが生じる根症状型、脊髄が傷つくことで歩行障害などが生じる脊髄症状型など複数のタイプがあります。よくある症状としては、首、背中の痛みや頸部、頭部、手足のしびれなどが挙げられます。むちうち症は発見が遅れやすく、後になって症状が出てきた場合は病気が治りにくくなるだけでなく、事故の相手方との交渉も面倒な点が多くなります。そのため、交通事故に遭った場合はできるだけ早く病院の整形外科を受診することをお勧めします。