FXにはロスカットと言って損失を確定させるというシステムがあります。副業で利益を出したいのに損失を確定させるなんて変な話だと感じる方も多いかもしれません。実際にはロスカットをすることでどのようなメリットがあるのでしょうか。今回は用語の解説とともにどのロスカットをするかどうかの見極めについて解説をしてきます。
ロスカットとは
ロスカットとはFX取引で失った損失が自分が預けている取引に必要な資金に対してある一定のパーセンテージに達すると強制的に決済をし、それ以上の損失を防ぐというシステムのことです。仮にロスカットが起きなければ、自分の資金以上の損失がいつ発生するかわからない状態になり、安心してFXの取引ができなくなってしまいます。
しかし、ロスカットは最低限の資金が残るように計算はされていますが、市場の値動きが急激に高下する場合は自身の資金以上の損失が確定してしまうことがあります。ロスカットがあるからと言って100％安心ということは言い切ることはできませんので注意が必要になります。
ロスカットと強制決済の違い
ロスカットは強制的に決済をするシステムのことですが、似たような用語で「強制決済」という言葉があります。両方とも強制的に決済が行われる用語ではあるのですが、どのような違いがあるのでしょうか。
強制決済の発動条件は取引の損失が取引に使用できる資金よりも多くなってしまった時点ですべての取引が強制的に決済をされます。これを防ぐためには新たに資金を預け入れるか、利益が出ている取引を決済し、利益を出すという方法があります。
ロスカットとは預け入れた資金が底をつく前に決済が始まります。
まとめ
金融資産をはじめとした投資は損失はつきものです。投資をして利益を得ることは最大の目的ではあるものの、実際に損失が出た際にどれだけ損失を減らせるかということも考えておく必要があります。
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