【FX用語】レバレッジについての解説 レバレッジを理解して小さな投資で利益を得る方法を理解しよう

FX

レバレッジとは

FX取引は手元の資金を担保とし外貨の取引をするのですが、実はこの手元の資金にレバレッジをかけると資金の何倍もの外貨を取引することができるようになるのです。

10,000円取引で20倍のレバレッジを使うと2,000,000円まで取引できることになります。レバレッジの語源は”レバー”のことで、日本では”てこ”と訳します。

小学校の頃に“てこの原理”を教わったことのある方も多いと思いますが、例えば重たいものを動かす際に、支える点(支点)と力を加える点(力点)と、力が加わる点(作用点)を作ることで小さな力で作用点に大きな力を加えることができる力の働きの事です。

つまりレバレッジ取引とは小さな資金で大きな資金を動かせる取引の事を表し、FX取引で大きく儲けられる仕組みの一つでもあるわけです。

しかし、投資の場合はプラスの力も多くなりますが、当然マイナスになる力も多くなります。レバレッジをかけた取引がマイナスになってしまうと損失もその分多くなってしまうため、リスクが伴うことも合わせて理解が必要です。

証拠金取引とは

上記に説明したようにFX取引をする際には手元の資金を担保として「証拠金」として預けいれをしておくことで実際に現金をいちいちやりとりせずに、この証拠金を担保に取引をしています。

普段スーパーやコンビニなどで買い物(取引)をする際には、一回一回現金を利用して買い物をしますが、FXではその手間を省くためにあらかじめお店にお金を預けておくことができると考えてください。

ただし、FXの場合は通常の買い物と違い、物を買って売る際には利益が出る場合と利益が損なう場合があります。この担保のお金は動かさずに設けた際はこの利益の部分だけを受け取ることができ、マイナスになった際には証拠金から差損分を支払う必要があります。

この一定の金額のお金を預けておく取引を「証拠金取引」といってこちらもFX取引の基本となり、レバレッジとはこの証拠金の何倍まで、という範囲で取引ができるというシステムのことです。

レバレッジ取引のリスク

レバレッジ取引は大きく利益を生み出すことのできる便利なシステムですが、マイナスに働いた時のリスクも大きいため注意が必要です。

例えば1ドル100円として100,000円の取引をしたとします。

10%の損失が出たとしたら100ドル=10,000円の損失で済みますが、仮に20倍のレバレッジ取引をしていたとしたら、100,000円で2,000,000円まで取引ができるため、20,000ドルを買うことができます。

同じ10%の損失の場合でも、2,000ドル=200,000円の損失となるのです。結果として10万円の証拠金が底をつくばかりか、マイナスになってしまいました。

証拠金を追加したり、ロスカットをしたりなど様々なリスクに備えた制度も用意していますが、自己資金が少ない方にとっては死活問題にもなりかねません。

初心者のうちは、あまり高いレバレッジはかけず、利益は小さくても価格の変動や動向についてしっかりと見極められる目を養うことが大切です。

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